H2O

関西教育ICT展において講演をいたしました。

関西教育ICT展 福島 清文

8月8日、関西教育ICT展において講演をいたしました。講演タイトルは

「誰一人取り残さない」教育ICTを活用した不登校支援
~個別最適な学びのサポートを目指して~ 

京都教育大学 教育学部 教授 黒田 恭史教授 

全国公立小中学校における不登校児童生徒の現状について
全国調査によるデータ分析から読み取る                      

大阪市立心和中学校 校長 盛岡 栄一先生

心和中学校の取り組み 「学校らしくない学校を目指して」  

  • 教員の意識改革および教育ICTの活用
  • これからの「学びの多様学校」について        

一般社団法人H2O 学校教育支援アドバイザー 福島 清文

H2Oが提案するバーチャル登校の活用について
Virtualを使ったrealな学校の学習体験
仮想空間(メタバース)の世界観ではなく、学校復帰をおよび自立した社会人を目指すアプローチとサポートの提供。

なぜ、バーチャル登校なのか。コロナ禍の中、学校休業中に、行きたくても行けなかった学校をICTの活用(タブレット端末)により人生徒と先生を繋ぐ経験を生かし、バーチャルでの登校を提案いたしました。 「仮想学校空間」ありきのメタバースではなく、人と人をつなぐ教育活動を中心としたリアルな教育活動を目的としています。学校に行きたくても行けない 心の悩みを、いつでも自宅から登校できるバーチャル登校により、一人一人にあった個別最適な学びのサポートを展開できます。

誰一人取り残さない学びのコーチングを目指す。教師による、一人一人に寄り添った適切なコーチングこそが 個別最適な学習支援の底上げとなる。誰一人取り残さない学びのサポートとは、学校全体の組織力の向上につながる。そのためには、学校長のマネージメント力が必要不可欠です。

学校だけで完結するのではなく、今まで以上に行政機関との深い連携とデータ利活用が必要です。学力の可視化・出席認定 教育委員会・区役所との連携 結果として、安全で安心して通える楽しい学校創りにつながります。

心和中学校の取り組み

今後の教育ICTの活用方法

区役所を中心として、地域を一つの学校と捉えて不登校生徒をバーチャル登校で繋ぐ。 

・区役所と各中学校による連携を進め、将来を見据えた組織の連携(管理職、不登校支援担当者、支援学級担当者)情報の共有によりヤングケアラー・ネグレクト等の早期発見、初期対応。

従来のケース会議を必要に応じてリモート会議で行うことができる。

・学校間連携、教科連携により個別支援計画に基づいて一人一人の状況に合わせた、個別の最適化を進め、学びの楽しさを深め キャリア教育の充実を図る。学びの速度を考えた習熟授業を基本とする。学年ではなく学力に合わせたCBT学習支援システムの有効活用。

・学校間連携により3年間を見据えた進路指導・教育相談機能の充実を図る。

学力検査だけで判断する進路指導ではなく、本人が得意とする分野を掘り下げて将来につながる進路選択を進めていく。 不登校生徒の自己肯定感を高めるために、各学校と連携して英語検定、数学検定、漢字検定、国語検定・タイピング検定などキャリアにつながる資格・ライセンスの取得を目指す(学校選択制を使って入学をしたが、登校できなくなった場合には、転校することなく他学校に通うことも可能になる。)

福島 清文