H2O

不登校および
課題のある児童生徒への
ICTを活用した支援

             

法人設立の背景

                   

現在の教育界では、指導方法の大改革を進める事なく時代の流れに取り残され昭和100年目を迎えたと言われています。

公立小中学校の現場で抱える問題として、不登校者およびその予備軍たる課題のある児童生徒は大幅に増加しています。
各学校で増え続ける不登校児童生徒へのカウンセリング等で学校復帰を促すだけでは、もはや効果が期待できないと感じています。

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文部科学省が掲げている、「誰一人取り残さない学び」の保証を実現させるためには、何が必要で、何を最優先にして取り組むのか。

児童生徒が自分の将来を見据え自律し自発的に学びを深め、お互いを認め合える学校を推進できるよう私たちは、様々な学校支援をサポートしてまいります。

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導入事例

                   

1 心和中学校の紹介
 本校は令和6年4月に開校した大阪府内で初の学びの多様化学校です。学齢の生徒が在籍する昼間部と、義務教育を終了していない方や、実質的に十分な教育を受けられないまま中学校を卒業された学齢を超えた方が在籍する夜間部の二部制で活動をしています。昼間部では、生徒のありのままを受け止めるため、標準服、指定カバン等はなく、校則なしから始めています。学年の担当教員は決めていますが、生徒一人ひとりの担当であるチューターは生徒選択によって決めています。授業の参加については生徒が各自で判断し、授業に出ないときは図書室等で自習したり、リラックスルームで休憩したりします。大手家具メーカー、イケア・ジャパン株式会社より机、椅子、ソファー等の寄付を受け、学校らしくない環境で活動をすることができます。
2 バーチャル登校の活用方法・理由
 登校することが難しくても、バーチャル登校を活用することで校内の雰囲気を感じながら自宅学習を進めることで、実際の登校につながっていくことを期待しています。また、教員に相談があるときは面談予約機能の活用もより、気軽に相談してほしいと考えています。

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心和中学校 盛岡栄市校長
             

バーチャル登校で出来ること

事例紹介
福島 清文 の写真

学校教育支援アドバイザー

福島 清文

                     

略歴
34年間大阪市立中学校教諭を務めたのちに、2015年4月 大阪市立大和川中学校長に着任。
9年間の在職中は、「命を考える」教育活動を柱とした平和維持学習を進め信頼される学校づくりに取り組む。コロナ禍の中でICTの活用により誰一人取り残さない学びの保証を進め大阪市の教育活動に貢献。2021年 校務の情報化/2022年 教科指導におけるICT活用でJAET表彰/2024年3月に退職。
4月1日 一般社団法人 H2O 学校教育支援アドバイザーに就任。

黒田 恭史 の写真

監修

黒田 恭史

略歴
8年間大阪府内公立小学校教諭を務めたのちに、佛教大学を経て、2014年4月より京都教育大学教授。 小学校教諭時代はクラスでブタを飼う実践を行い、2008年『ブタがいた教室』として映画化。コロナ禍の中で、日本語及び多言語に対応した算数・数学動画教材約3,300本を制作・公開した取り組みにより、2022年第7回IMS Japan賞優秀賞受賞、2023年第3回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞(教育の部)受賞、2023年日本民間放送連盟賞(特別表彰 青少年向け番組)最優秀賞受賞した。

令和の時代、教育現場に求められている事は、「安全で安心して通える学校」の環境を築くことだと考えています。不登校および課題のある児童・生徒の支援活動を考え、未来を見据えた新しい公立学校教育を目指して、H2Oを立ち上げました。

次世代を生きていく子供たちに必要な力として今よりも学ぶ力、自主性を育てる事が急務です。
自分で考え、判断し、決定し、行動する力を高め、主体性を持ち、自律した生徒を育てることが私たちの最終目標です。